はじめの一歩 (前編)

oyajinoseabura2005-06-28

今日の昼過ぎ、格闘技好きの友人に誘われた。


「今日ボクシングの試合あるんだけど観に行こうぜ」


あまりに急だったのと、チケットが6,500円という破格だったので相当悩んだが、まぁ昨日の今日だ、こんな機会もそうないだろうと思いOKした。
会場はSTVイベント会場スピカ。STVかよ。


札幌でプロボクシングの試合をするのは8年ぶりくらいらしい。
今まで札幌のジムには地元開催するだけの金も選手もいなかったのだから仕方ない。
今回のメインイベンターは何と世界ランカーで元日本チャンプ。“札幌に初めてベルトを持ち帰った男”だ。
先述の友人の中学の同級生で、しかも手稲区という身近っぷり。
同級生にこんな凄い奴がいるなんて羨ましい限りだ。


会場は狭いのでどの席からも良く見える。
俺の席は・・・アリーナ8列目!
めちゃめちゃ近距離。ヘタしたら汗やらマウスピースやら飛んで来る程の近さ。
世界ランカーの試合をこんな間近で観れるとは。高い金払っただけのことはある。


地元ジムの試合だけあって、関係者や選手の親族、クラスメイトや友人が相当に多い。
あとやっぱりヤンキーが多い。大通の中心で「YO」と叫んでるような奴が圧倒的に多い。
格闘技は他にも多々あるのに、何故ボクシングだけがこれほどヤンキーに好かれるのだろう。
そしてどうしてヤンキーの彼女は可愛いのだろう。憎たらしい。



第1試合はプロデビュー対決。記念すべき初観戦試合だ。
デビュー同士じゃ大した事なかろう。
そして試合開始。ゴングが鳴る。


カーン!


互いに勢い良く突撃し、リング中央でいきなり打ち合う両選手。


いやいやいやパンチ早っ!
マジであんたらこれがデビュー戦なの?とんでもねぇ。
前言撤回、デビューとはいえやはりプロ。尋常じゃない。
俺なら5秒でKOだね、間違いなく。


あっという間に4Rが終了、結局ドローだった。
デビュー戦でこれほどとは思ってなかった。高まる期待感。



後半に続く。