素敵男への道・番外編

先日のコメントにて。


ブルー プールオムと普通のプールオムはどう違うのか?


確かに。
気になったので調べてみた。ネタ提供thx


プールオム(Pour Homme)はフランス語で、Pourは「〜のために」、Hommeは「男性」。
すなわち“男性用”という意味だ。英語で書くなら「For Men」だろうか。


余談だが、「プールファム」という香水もある。
もうお分かりだろうが、ファム(Femme)は「女性」を意味する。
すなわち“女性用”だ。


ブルガリ ブルー」はいわゆるシリーズ物で、氷のようなクールさと炎のような情熱を合わせ持つのが特徴らしい。
ブルーシリーズは他に、ノッテ(notte:イタリア語で“夜”)やアブソリュート(absolute:英語で“絶対的な”)がある。



では、ブルーとそれ以外の違いはどこにあるのか?
結論の前に、香水についてもう少し調べてみた。


まず、香水の分類について。


香水は、香りの持続時間や濃度によって4段階にランク付けされる。
高い方から順に、

  • パルファン(Parfum:フランス語で“香水”)
  • オー・ド・パルファン(Eau de Parfum:“ちょっと薄めた香水”)
  • オー・ド・トワレ(Eau de Toilette:“おしゃれな水”)
  • オー・デ・コロン(Eau de cologne:“いい匂いのする水”)

となる。
パルファンは香り・濃度・持続時間ともに最強だが、当然値段も最強のため、一般にはオー・ド・トワレあたりが広く使われているようだ。
俺が買ったブループルーオムもここに位置する。


次に、香りの成分について。


大別すると以下のようになる。


「自然系」「動物系」ときて・・・「超人系」はないの?と思った貴方。
今すぐグランドラインへ行きなさい。
俺は逝きます(´Α`)


それはともかく、上述の成分を組み合わせることによって香水ができる。
各成分はそれぞれ揮発量や持続時間が異なるため、同じ香水でも時間によって香りが異なる。
つけてすぐの香りはトップノートと呼ばれ、揮発性が高く爽やかなシトラス(柑橘)系、スパイス系が強く現れる。
続いてフローラル(花)系やフルーティ系の華やかな香りへと移行する。ここが香水のメインテーマ、ミドルノーである。
最後に、いわゆる“残り香”のラストノート。動物系や樹木系の深い香りは、その人のイメージを強く印象づける効果があるという。



さて、ようやく結論に入る。
ブループールオムと普通のプールオムは、含まれる成分が全く違う。


<ブループールオム>
トップノート:カルダモン、ジンジャー
ミドルノート:タバコブロッサム、ジュニパー
ラストノート:チーク、サンダルウッド、シダーウッド


<プールオム>
トップノート:ダージリンティーシトラス
ミドルノート:ペッパー、ローズウッド、ガイヤックウッド
ラストノート:ムスク


なんと、同じ成分が1つもないのだ。
この他、例えば同じブルーでもノッテやアブソリュートでは成分の種類や比率が違ってくる。
テーマやシチュエーションに応じてこれらの香水を使い分ければ、素敵男への道はグッと近づくに違いない。
逆に1種類に絞って「この人といえばこの香水だ!」などと定着させるのも1つの方法かと俺は思う。


今回の調査で俄然興味が沸いた。香水おもしろい。
ハマりそうだ。



引用先:
香水の種類等について
http://fr.hopper-dream.jp/sostanza2/300004.asp
香水物語
http://www.km-net.com/bvlgari.html
楽天市場
http://www.rakuten.co.jp/beautyfactory/726160/


参考:
ブルガリホームページ(英語) http://www.bulgari.com/index.asp