愛が生まれた日(後編)

5月中旬にしてようやく桜が見頃を迎えている札幌市。
ここにも1人、桜を咲かそうと奮闘する男がいた。


ノブ宅で飲んでいると、何者かがメッセにサインインしてきた。
そこにはマキという名が。
おぉ!これが噂の彼女だな。
彼女放っといて飲む訳にはいかない。


以下、その時の記録。

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ノブ@50滑り やっとこシーズン終了Σ(・ε・;) の発言 : (←以下ノブと表記) こん♪
マキの 発言 : (←以下マキと表記) こんばんわ☆
マキ : って会ったばっかりだけどね!(笑)
ノブ : だね(笑)
ノブ : 楽しかった?
マキ : ん〜うん!(笑)
ノブ : 微妙な反応(笑)
マキ : 普通に楽しかったよ!(笑)



この日2人は何回目かのデートを楽しんでおり、ついさっきまで一緒にいた。
その後俺と飲み始め、現在に至っている。



マキ : ノブまだ飲みにいかないのかい?
ノブ : いや、家に帰ってきて、一人で軽く飲んでるとこだよ〜



ためらう事なく一人だと言い放つ男
その男の後ろで全てを目撃している男がいる事など彼女は知る由もない。



マキ : え?!もう飲みに行ってきたの?
ノブ : うん、5時からだったからね(笑)
マキ : そっかそっかぁ!(笑)



彼女の口癖「そっかそっかぁ!」。
この後も頻出する。



マキ : 楽しかったかい??
ノブ : 楽しかったよ〜
マキ : そっかぁ!
ノブ : ちょっと、先輩だからマキとのことを相談したから
マキ : うんうん!
ノブ : そしたら、思ったとおりにやれって言われた
マキ : えっ?!(笑)
ノブ : だから、俺はマキが勇気を出して彼氏との関係に終止符を打ってくれるのを待ちます><
マキ : そっかそっかぁ!
マキ : でもその先輩も思いきってるね!
ノブ : 先輩の意見でも、今の彼氏とは別れたほうがいいんじゃないかってさ
ノブ : 俺より、常識を知ってる人だから、普通はそう感じるんだと思うよ
マキ : 別れたほうがいいってことを?!
ノブ : そう、やっぱわがままな男はよくないって言ってた
ノブ : マキのためにならないだって
ノブ : 2個上の人です
マキ : そうだよね><
マキ : あたしもこんなにわがままな人ダメかもって薄々思ってたけど、ノブに最近結構言われてすごい考えてるよ!



当たり障りのない話が続く。
しかしここでノブが一気に加速する。



ノブ彼氏と別れて、俺と付き合ってほしい!!!


マキ : ん〜何て答えればいいんだろう><
ノブ : 今の気持ちを答えてくれればいいよ!
マキ : ノブのこと気になるけど、でも気持ちはまだ100%ではないんだよね。でもこんなこと言っても今の彼氏ともそうだったけど・・・



煮え切らないマキちゃん。
その理由は今の彼氏にあるのか、それともノブにあるのか。
ここで俺が探りを入れる。



ノブ(実は俺) : 100%になるためには俺に何が足りない?
マキ : ん〜・・・
マキ : 多分あたし自身がもっとノブのこと知っていかないと100%にはなっていかないとおもうよ!



ごもっとも。難しい問題だ。
恐らく決め手に欠けるのだろう。慎重になる気持ちもわかる。



ノブ : そっか、俺がどうゆう人かってのは、まだわからないかもね…
マキ : うん、まだちょっとわからないかも。
ノブ : 付き合ったら分かるってのは、なんか付き合ってくれって言ってるようでいやだけど、たぶん、マキに会ってたときの俺がそのままだと思うな
マキ : うん付き合わなきゃ見えない部分もあるしね!
マキ : そっかそっかぁ!
ノブ : ちょっと緊張してたから、見えない部分も多少あったかもくらいかな〜(笑)
マキ : 緊張ってあたしがかい?!(笑)
ノブ : いや、お互い(笑)
マキ : そかもね!(笑)



(笑)←使いすぎだコノヤロウヽ(`Д´)/



マキ : でもあの北大のバイトからノブとこういうことになると思ってなかったし、こんなに会って間もないのにここまで話してることに今ビックリしてるよ!
ノブ : それは俺もびっくりだけど、一目惚れみたいなもんかもしれない><



おぉ、なんか面白くなってきたぞ。
そろそろエンジンかかってきたようだ。



ノブ : マキは一目惚れって信じる?
マキ : ノブの一目惚れ???
マキ : 一目惚れ信じるってどういうこと?
マキ : でも一目惚れっていうかたまたま話が合ったからなんじゃないのかなぁ?!
ノブ : 俺の一目惚れ&話が合ったからだと思うな(笑)
マキ : 一目惚れは初耳だなぁ〜!!!(笑)
ノブ : でも、俺はそれに近いかもしれないよ?
マキ : そうなんだ?!
ノブ : ダメかな><?
マキ : いやそれはいいと思うよ!
マキ : てかね、一目惚れ信じるってどういうことだい?!
ノブ : 俺が一目惚れかもしれないってことを言いたかっただけですよ〜
マキ : あっそっかぁ!(笑)
ノブ : でも、現在マキのこと好きだから、一目惚れとかではなく、普通にマキのこと好きになってるね♪
マキ : でも一目惚れかもって言われたらちょっと嬉しいよ!
ノブ一目惚れ&マジ惚れです><
マキ : でも自分的には一目惚れされるそこまでの女でもないと思ってるから不思議な感じです・・・><
ノブ : 一目惚れする理由はないと思うよ。あえて言えば、相性みたいなものかな〜?
マキ : そっかぁ!(笑)



攻める攻める。
酒のせいもあってか、俺が見ている事などお構いなしに恥ずかしい会話を展開する。
俺だったらこんな会話を人に見られたらもう死ぬしかない


ノブの方はひとしきりカミングアウトしたので、いよいよ相手の気持ちを確かめる事に。



ノブ : おっし、俺の気持ちは分かってもらえたと思うから、今日会ってマキの気持ちがどう変わったが知りたいと思います><
マキ : 今???
ノブ : ダメならあとでもいいよ!
ノブ : マキの気持ちが知りたい><
マキ : ん〜><
マキ : なんか言いづらいよぉ><
ノブ : 言いづらいか〜、でも俺も勇気を出していろいろ告白したしさ!
マキう・・・うん><わかった。



一瞬の静寂。
そして次の瞬間



マキノブのこと・・・好きです!



キタ━━━━━━(゜∀゜) ━━━━━━!!!!!!!!


男2人でハイタッチ
浮かれまくるノブ。
なんか俺まで恥ずかしくなってきた



ノブ : ありがとう!そう言ってくれて嬉しいよ!
マキ : うん、でも恥ずかしいです><
マキ : でもこういうことってメッセとかじゃなくて直接言ってもらいたくない?!
ノブ : 次会ったときに直接言うし、直接言ってもらいます><
マキ : うっ・・・
ノブ : ダメ><?
マキ : 次はいつ会えるかわかんないよ〜><
ノブ : マキが暇な日をおしえてくれれば、俺が空けます!
マキ : 確実に会えるのは23日だよ!
ノブ
月曜日か!その前にお互い空いてる時間があったらいいなって感じだね><
マキ : そだね!><
ノブ : ちょっとうれし泣きしそうです><
マキ : えっうれし泣き?!え〜〜そしたら会ってから泣いてほしいよ><
ノブ : 会っては泣きません!
マキ : むむ〜〜〜
ノブ : だって恥ずかしいしからさっ
マキ : あたしだって直接言うのはめちゃめちゃ恥ずかしいよ〜><
ノブ : したら、お互い恥ずかしがって言うのもいいかもね(笑)
マキ : え〜〜><ノブは男らしく恥ずかしがらないで言ってほしいなぁ!
ノブ : うん、面と向かってはっきり言います!そこらへんは年上の俺がリードしなきゃね(笑)
マキ : グイグイ引っ張って行ってくれる人が好きです!
ノブ : 頑張ります><
マキ : え?!あんまり引っ張らない人???
ノブ : 対等な立場がいいかな〜、でも引っ張るのもそれなりにすきだよ!
マキ : あたしも対等なのが好きだよ!でも引っ張って行ってくれたら嬉しいなぁ!
ノブ : うん、任せておいて!マキを引っ張っていけるように頑張るよ!



付き合う事が決定したかのようなはしゃぎっぷり。
しかしまぁ、浮かれるのも無理はない。


ちょっと中略。



ノブ : 北大の学祭は一緒に行きたいな〜><
マキ : 学祭って6月2日〜4日くらいだっけ?!
ノブ : 2〜5だね
マキ : あれっ学祭行かないんじゃなかったの〜?!(笑)
ノブ : マキと行くのはありだよ♪
マキ : そうなんだ!(笑)

(中略)

マキセパタクローとかで出してるの???
ノブ : セパはだしてないよ〜
ノブ : 俺は全く店関係には関与してない。
ノブ : だから、マキと楽しく見て歩きたいかな〜♪
マキ : じゃあ一緒に行こうね♪
ノブ : ね♪

(中略)

ノブ : 今年初めてちゃんと北大祭を見て回ることになりそうです><
マキ : え〜〜〜〜そうなの???それもったいないって〜!
マキ : 1年生の時とか見て回らなかったんだ!?
ノブ : 今までは、店だしてたり、課題に追われてたりであんまし見れなかったんだ
マキ : そっかぁ!
マキ : あたしも去年までお店出してたな〜!
ノブ : そうなの?
マキ : でも学園の学祭はつまんない><
ノブ : たぶん、マキと見るために今までいろいろあって見れなかったのかもね(笑)



・・・( ゜Д゜)



マキ : うんうん!てかそんなこと言われたら赤面なっちゃうよ><
ノブ : えっ?赤面させたつもりはないんだけどな〜><
マキ : うん、恥ずかしがり直さなきゃだよね><
ノブ : 今のままのマキでいいよ><
マキ : え〜><
ノブ : でも、好きな人にでも言いたいことは言えるようにならなきゃね!
マキ : うんうん><!!!
ノブ : 俺は今のままでいいの?(笑)
マキ : そのままでいいよ〜!
ノブ : (>Д<)ゝ”イエッサ!!
マキ : もし付き合ったり、仲良くなっていってちょっとイヤなとことかあったら直接言うようにします!
ノブ : はい!言われたことはちゃんと受け止め、直すからね!
マキ : ありがとう!あたしももし言われたら直すように努力するね!
ノブ : うん!
ノブ : でも、マキはあんまし直すとこがないような気がするよ(笑)
マキ : うそ〜〜?ホントに?!
ノブ今のマキが好きだからね(〃▽〃) ありのままのマキがいいかな〜
マキ : そっかそっかぁ!



そっかそっかぁ(-_-#



マキ : あたしノブにはけっこう心開いてる状態だしね!
ノブ : 俺はマキには心開きっぱなしです(笑)
マキ : アハハ!(笑)
ノブ : ちなみに、他の人だったら、めっちゃ仲良くならないと心開かないからね!マキが特別なのかもよ?
マキ : そうなの???
ノブ : うん、けっこう人見知りするし、地味にシャイだよ〜
マキ : あたしの前ではあんまりシャイじゃない?!(笑)
ノブ : 俺も知り合ってすぐに仲良くなるのはマキが初めてだからよくわからないよ〜><
マキ : 謎だね〜!(笑)
ノブ赤い糸とかかもよ?(笑)



何が赤い糸だコノヤロウヽ(`Д´)/
もういいわかった。
後は2人でよろしくやってくれ。



・・・以上。
何はともあれ、おめでとうノブ君。よくやったよ。
ここまで公開されちまったら、もう認めざるを得ないだろう。



プライバシーのない男だという事を。



次のネタ期待してるからな。



※チャット履歴の公表については本人の許可を得た。念のため。