ソウルフルに生きろ

しんどい1週間だった。
ここ最近で一番充実した1週間だった。
明日からはだいぶ楽になる。何してやろうかな。



4月に入ってから何回か関東を訪れ、その度に実感し、確信してきた事がいくつかある。
やっぱり旅行が好きだという事。
話のできる仲間がいて、それが何より重要だという事。
残りの大学生活をどう過ごすべきかという事。
ここには書けないような事。


日常生活から離れ、新しい土地の空気を吸うことで、見えなかったものが見えてきたり、心のもやもやが晴れたりする。
自分の車で北海道を旅するのとは意味も効果も全然違う。仮に何泊かしたところで、それは俺にとってはドライブでしかない。もちろんそれはそれで楽しいが、それでは得られないものがある。
そういう意味で、今回の関東旅行(旅行ではないが)は非常に良い機会だった。



企業の内定者懇親会で社員と話す機会があるのだが、誰もが皆、口を揃えてこう言う。
「やりたい事は今のうちにやっておけ」と。
周りの内定者連中や他研究室の友人の話を聞いていると、俺の研究室がいかに狂ってるかが良くわかる。
無事進路も決まり、後は卒業するだけ。
残された時間はまさにエンペラータイム。
そこへきて「遊ぶヒマあったら研究しろ」なんて正気の沙汰じゃない。
陽の光の当たらない部屋で1日中缶詰になって何が得られるというのか。


別に研究が悪いとは言わない。
遊んでる奴の方が偉いとも思わない。
そういう表面的なことじゃなくて、“何をするか”より“どう感じるか”なんだ。
もっとソウルフルに、センシティブに、喜怒哀楽全開で生きていくのが大事だと思う。
社会人になれば制約だらけだ。ならやっぱり今しかない。
屁の役にも立たない研究を必死こいてやったって、人間的な魅力など育たない。
ガンガン外に出て、五感に響くような経験を重ねた方が成長するに決まってる。
大学院というニュートラルな時間は、まさにこの為にあるんだ。



真っ向勝負を挑んでみようか。
旅行の計画を立てられるだけ立て、時間と金の許す限り実行する。
そして研究室の連中がぐうの音も出ないくらいに研究する。奴らは研究してさえいれば何も言わないからな。
旅行に行く事だけを糧に、そして残りの時間を充実させる為だけに全力を注ぐ。
これが理想。完璧だ。


ここまで極端にはいかないだろうが、何にせよモチベーションを高めるのは重要だ。
力の続く限り全力で走り、疲れたら思いっきり休む。
そんな感じでいこうと思う。


早速、来月初めに知床行く予定を立てた。今から楽しみだ。