そうだ横浜へ行こう −ランドマーク編−

oyajinoseabura2005-07-05

横浜と言えば何だろうか?


数多くの観光スポットやランドマークが存在するこの街で、食い気先行の俺が真っ先に思い付いたのはもちろん中華街。
俺は無類の小籠包好きで、中華料理屋に行くとほぼ確実に注文する。普段金無い金無いと言っておきながら、こと食事に関しては非常に財布の紐が緩い。これだから金が貯まらないのだが、それは置いといてとにかく小籠包が好きなのだ。
かの有名な横浜中華街、さぞ旨い小籠包が食えるに違いない。
“中華街で究極の小籠包を食す”、これは今回のマストイベントだ。絶対に外せない。



この日は土曜日、ランチタイムは確実に混む。
初めは開店直後を狙う作戦だったが、夜勤明けのゆかりが午後から合流できるとの連絡を受けたので作戦を変更、午後2時に近くの駅で待ち合わせる事に。



待ち合わせまで時間ができたので、せっかくだから市街を観光する事にした。
とりあえずみなとみらい駅へと向かう。


駅は巨大ショッピングモールと直結している。そこから外へ出ると、そびえ立つのは横浜ランドマークタワー
展望台の料金を見てみると900円、札幌のJRタワーと変わらない。やはりこれぐらいが相場なのだろう。
ここは敢えてパスした。


別の方向には遊園地、そして巨大な観覧車が。
ここはコスモワールドというらしい。名前くらいは聞いた事がある。
CMとかドラマでよく見る観覧車はこれだったのか。
展望台よりよっぽど面白そうだ、俺乗った事ないし、と乗ることに決定。
早速向かう。


この近辺はほとんど立体迷路で、観覧車は目の前にあるのになかなか辿り着けず、上がったり下がったり回り道したり、遊園地に向かう前からすでにアトラクション。俺は観覧車に乗りに来たんだ、迷路しに来たんじゃない。


そしてようやく到着。
何かこう、諸行無常の響きを感じた。兵どもが夢の跡。
客の入りはぼちぼちだが、それでも全盛期の何分の一なのだろう。
バイトは頭の弱そうな兄ちゃん姉ちゃんばっかり。勤務中に携帯でメールしてる。それだもん客来ないわな。何やってんだ責任者は。
しかしそれとこれは別。観覧車には罪はない。
チケット(700円)を購入し、意気揚々と乗り込んだ。


えーとね、めちゃめちゃ怖い。


忘れてた、高所恐怖症だって忘れてたよ。
あの高さで宙吊りとかありえん。ちょっと本気で腰抜けそうだった。
でもしばらくすると慣れてきて、普通に「あの辺が中華街かな」「おぉベイブリッジが見えるよ」などと会話する程度の余裕ができた。うむ、なかなか良いものだ。



観覧車を降り、コスモワールドを後にする。
海岸に沿って中華街方面へ向かう。


途中に赤レンガ倉庫がある。
いかにも明治、文明開化という感じの建物だ。
何に使われていたのかはわからないが、相当に広く、観光客や地元の人々で賑わっている。
そこの広場の端に、ものすごい勢いでアキレス腱を伸ばしてる男がいた。
隣には2、3歳くらいの男の子が何故か下半身だけ全裸ではしゃいでいた。靴下も履いてない。恐らくアキレス腱男の息子だろう。
そのうちアキレス腱男は息子の両手をつかみ、ジャイアントスイングを始めた。
別に珍しくもない、仲睦まじい親子の光景だ。ただ一点、息子のムスコが丸出しであることを除けば。


息子はジャイアントスイングが気に入ったらしく、「もう1回」とアキレス父に要求。
結局3回くらいちんちん丸出しで振り回されていた。何とも微笑ましい。



赤レンガ広場を出てさらに歩くと、マッスルシアターを発見。
近々マッスルミュージカルが開催されるらしく、中から練習の音楽が聞こえてくる。
誰か芸能人がいるのかもしれないが、どうせムキムキ男ばかりだろう。
池谷直樹とか出てきてもちっとも嬉しくない。よってスルー。



しばらく歩いて、山下公園に到着。ここまで来れば中華街まで数分だ。
ここも多くの人で賑わっている。少なくともコスモワールドよりは人が多い。


大量にあるベンチの中から空いている場所を探し、そこに腰掛けた。
目の前には海、そしてベイブリッジが見える。なかなかいい場所だ。
待ち合わせまで小一時間、のんびり会話しながら過ごす。


程なくゆかりからメールが。到着したかな?



次回は中華街編。